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2019.09.07

<千葉大会のレーストラック徹底解説>幕張の砂浜に沿って伸びるトラックはどこからでも全体が見渡せる

©︎ Predrag Vuckovic/Red Bull Content Pool

幕張の砂浜に沿って伸びるトラックはどこからでも全体が見渡せる。

立地上の制約から、千葉のトラックは幅が狭く、直線的なレイアウトになるのが特徴だ。

このため、一見するとスピード重視のトラックだと思ってしまうが、実はタイトなターンが連続し、見かけ以上にテクニカルで忙しいレイアウトとなっている。

今回はシケインを3回通過し、観客席の間近でレース機がヒラリヒラリと連続ターンを決めるのが見どころだ。

スタートは(観客席から見て)最も左側にあるゲート。ここからゲート2、シケインのゲート3と徐々に浜辺に近づいていく。特にゲート2からシケインまでの間隔が接近しているので、ターンを焦るとゲート2でインコレクトレベルのペナルティの危険が伴う。恐らくパイロット達は、ゲート2からゲート3へと直線的に飛び抜けたいはずで、沖側から斜めにスタートゲートへ入るコースを選択するだろう。

角度が厳しくなるので、ゲート2でのパイロンヒットに気を付けたい。沖から観客席のある砂浜に向けて強く吹き付ける、幕張名物の風に機体が流されやすいので、この面でも注意が必要だ。

ポイントはタイトなターンの連続

シケインを通過すると、目の前にみえるゲートを避けるように左へ大きくターンし、シングルパイロンのゲート4へ。ゲート5で折り返しとなる。バーティカルターンを決めてゲート6、シケインのゲート7をクリアし、ゲート8、9と通過すると再び折り返し点。

ここでパイロットがバーティカルターンフラットターン、どちらを選択するかも注目だ。フラットターンの方がタイム面で有利だが、より厳しいターンが要求される。ここでのオーバーGのペナルティに気を付けたい。

3回目のシケインとなるゲート11 をクリアし、タイトなターンでシングルパイロンのゲート12 をまわると、マリンスタジアム側のゲート13で折り返し。ターン後は加速してフィニッシュゲートを目指す。

グランドフィナーレを飾るのに相応しいレーストラックとなったが、3回通過するシケインをタイトにクリアできるかが大きなポイントになりそうだ。横からみてスモークの軌跡が上下に波打つ時はタイムをロスしていることが多いので、観戦時に注意してみておこう。

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